オステオパシー (Osteopathy)とは
1874年にアメリカの医師アンドリュー・テーラー・スティル氏 (Andrew Taylor Still 1828年8月6日-1917年12月12日)によって創始され「オステオパシー療法の父」と言われています。
研究や臨床的な観察から、筋肉や骨格のバランスが崩れると、健康や疾病に重大な役割を果たすと考えから、筋肉や骨格に的確な刺激を与えることで身体の構造中の問題を修正することが出来るならば、身体は適切に機能し、かつ自己治癒力が改善され、健康を維持することが出来るに違いない。また彼は、予防医学についての考えを押し進め、医師は病だけではなく、患者の全体としての治療に注目すべきとの考えを支持した。
オステオパシーはギリシア語のOsteon(骨)とPathos(病理、治療)の2つを語源とし、日本では大正期には「整体術」「整体」とも訳されたようである)、骨のみを調整する手技とは異なり、骨格などの運動器系すなわち筋肉や循環器系の動脈・静脈やリンパなどの脳脊髄液の循環を含む脳神経系など手による治療を加える。しかし、単なる手技療法ではなくひとつの哲学であり、1. 身体は繋がっていると考え 2. 身体の機能と構造は一体のものである 3. 自然治癒力を高めることに主眼とするなど、独特の医学体系です。